フォントを学んでクリエイティブ力を高めよう~フォント最新事情2018~

写真:関口浩之さん(右)とスタッフの東さん(右)写植の板を持って。

16:00から森林ステージで行われたセッションは、
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 関口浩之様による
「フォントを学んでクリエイティブ力を高めよう~フォント最新事情2018~」でした。

関口さんは「フォントおじさん」(Google検索で1位を獲得)の名で親しまれていて、1980年台からDTPの製品開発に携わられ、現在はWebフォント「FONTPLUS」のエバンジェリストをされています。書体ウォッチャーとして日本酒のラベルにどんな書体が使われているのか調べたりもされるそうです。

文字の歴史を学ぼう

突如地球が画面に映し出され、46億年前から文字の歴史の話が始まります。

それからだいぶ時が流れ、人類が文字を誕生させたのはB.C.2300年頃のことでした。
情報を正確に伝えたいという思いが文字を生み出し、石碑から紙、手書きから活版印刷・と進化し、現在はデジタルフォントが使用されるようになりました。
関口さんが持参された貴重な15世紀の印刷物と活版に使われたレタースペーシング用の金属板、写植の実物など見せていただきました。教室の中で回された貴重な品々を皆さん興味深々でながめていました。

最近ではフォントブームが到来し、「クリエイティブなカードゲームで遊ぼう」でも使用された「フォントかるた」なるものが流行ったり、テレビでは書体デザイナーの特集が組まれたり、「絶対フォント感を持つ男」が紹介されたりしています。

街中の看板から書体を学ぼう

交通標識の「止まれ」はどんな書体でしょうか?
見ているはずなのに意外とフォントは何かと聞かれると覚えていないんですね。明朝やゴシックだと違和感だけは感じているものの何かはわからない状態で…古印体は怖くて止まらざるを得ない感じで、会場も大笑いでした。(正解は丸ゴシック)
フォントでイメージが大分変わってしまう、それはフォントが情報伝達における重要なUI/UXだからなんだそうです。人間の脳は物を見た瞬間0.5秒でそれが何であるか、好きか嫌いかを決めている、だからフォントの種類によってイメージまで左右されてしまうんですね。
意外にも高級ブランドのほうが、フォントの間隔を変えただけの物を使用していたりするそうで、ルイ・ヴィトンはFuturaだそうです。

ちなみにスペースがおかしいと文章として読みづらくなるそうで、等間隔の半角だと英文はネイティブな人にとってかなり読みづらいそうです。日本語でも変なところでスペース開けられると確かに読みづらいですね。

実は情報伝達の主人公はフォントなんだそうです。
フォントによってイメージが変わってきますが、イメージに合わせてフォントを選べる感覚をフォントソムリエ感と表現されていました。絶対フォント感としてどのフォントかわかるのも面白いけど、イメージを表現できるフォントが選べれるフォントソムリエ感、ぜひ磨きたい感覚です。

知ってるようで意外に知らないフォントの世界

Webフォントを使いこなしている素敵なサイトとして

  • 鬼怒川金谷ホテル
  • 鈴乃屋 衣のいのち

などを紹介していただきました。
現在日本語フォントに対応しているフォントサービスも数社あり、サーバから引っ張ってきてもWebフォントの表示スピードが上がってきているんだそうです。
画像でタイトルの文字など入れている場合が多いのですが、画像ではgoogle検索やアクセシビリティに良くないので、どんなデバイスから見ても同じように表示することができるWebフォントが本当にオススメなのだそうです。
Webフォントが1分で導入できる方法を公開されているセッションPDFでも閲覧できますので、ぜひ導入してみてください。(今回のセッションでは語りきれなかった部分もたくさんあります)
http://fontplus.sakura.ne.jp/20181027/StudyFonts2018yamaguchi.pdf

まとめ

シーンや情感にあったフォント選びができることは、デザイナーだけでなくディレクター・フロントエンドなど、すべてのクリエイティブなお仕事をする人が活かすことができるのだそうです。
「情報を伝える」という観点では印刷物も看板もウェブも一緒なんですね。
Webフォントは種類も豊富になってきているそうなので、ぜひ試してみたいと思いました。
フォント講座資料PDFやFONTPLUS試し書き遊び方PDFのダウンロードが下記URLから行えます。
http://fontplus.sakura.ne.jp/20181027/

46億年前の歴史から始まり、とにかく情報が盛りだくさんで、勉強になる上に楽しい語り口調に引き込まれました。(引き込まれすぎてレポートメモを忘れることもしばしば)
改めてフォントの重要さ、面白さ、素敵さを教えていただきました、とても楽しいセッションをありがとうございました!

セッション資料

フォローアップ特設ページ

レポーター:おっきー

“おっきー”こと沖本道代さん。

写真:関口浩之さん(右)とスタッフの東さん(右)写植の板を持って。

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