制作現場で役立つ! Webフォント最新事情 〜フォントおじさん2019〜

概要

フォントおじさん

15:00から渓谷ステージで行われたセッションは、SBテクノロジー株式会社 関口 浩之様による
「制作現場で役立つ! Webフォント最新事情 〜フォントおじさん2019〜」でした。

昨年もご登壇いただいた関口さんは、「フォントおじさん」の愛称で親しまれています。
この度はなんと「フォントお姉さん」も会場にいらっしゃったらしい…!!

文字の歴史を学ぼう

はじめに、文字の歴史の授業から始まります。

古代エジプトの象形文字、 ヒエログリフはなんとユニコード化されているそうで。調べてみたら本当にあった。

ヒエログリフのユニコード(一部)
ヒエログリフのユニコード(一部)

すごい…!
引用元:Unicode(ユニコード)一覧とURLエンコード検索・変換サイト(https://0g0.org/category/13000-1342F/1/

システムフォントの仕組み

Netscape時代のお話…。PCの中に入っているフォント(システムフォント)は、Macだと「Osaka」Windowsだと「MSゴシック」のみでした。

Webページのフォントは、いくらCSSで様々なフォントを指定しても、システムフォントの中にそのフォントが入っていないと、思い通りのフォントで表示させることは出来ません。
システムフォントは各デバイスでそれぞれ違うので、全てのデバイスで同じフォントを表示させたい場合は、画像にしていました。(まだそういうサイトはたくさんありますが…)

そこで、Webフォント!

そこで開発されたのがWebフォント。当初は表示速度が遅く、あまり普及しなかったWebフォントですが、処理が改善され、今は超高速!最近ではいろいろな企業が導入しています。

Webフォントサービス FONTPLUS(フォントプラス)

Webフォントサービス FONTPLUS(フォントプラス)

FONTPLUS」は、2011年、日本で初めて、プロフェショナル向けとして提供開始したWebフォントサービスです。現在、日本語・欧文・その他言語を含め、約3,000書体を複数サイトで使えて、月10万PVまでなら月1,000円(税抜)で開始できます。初期費用は掛かりません。

使い方は簡単。FONTPLUS JavascriptをHTMLのhead内に読み込んで、CSSのfont-familyプロパティに指定するだけ!カンタンー!

導入している企業

  • DENSO
  • JAL
  • レクサス
  • MINI Japan

クライアントへの口説き方

それでも、なかなかクライアントさんへウェブサイトのフォントのために月1,000円払いましょうと提案するのが難しい、というそこのあなた。
素晴らしい口説き方があります!

え?使わないの?みんな使ってますよ!
素敵なフォント入れときました!

これでイチコロ、間違いなし。

まとめ

企業のウェブサイトを作る際に、イメージカラーや写真などをキーにして作っていたけど、それに「フォント」も加わるんですね。昔はこだわるフォントは全て画像!で実装していましたが、アクセシビリティやSEOの観点から、「テキスト」推しになってきた近年。
双方を解決するには「Webフォント」ますます需要が増えそうです。
地方でのクライアントワークではまだまだ浸透していませんが、もう数年すれば当たり前になるでしょう。無料のサービスもたくさんあるけど、月額1,000円で3,000以上の書体が使える「FONTPLUS」、ぜひ!

レポーター:ちゃんなる

フォントおじさんとちゃんなる
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