ロゴからはじめるブランディング

概要

嵐川さんによるセッション

嵐川真次さんプロフィール

福岡でパッケージ専門のデザイン会社へ所属、その後一旦岩国に戻ったが広島で企画・制作を行うデザイン会社を経て岩国市でStormGraphicsを設立しデザイナーとして活躍されています。

様々なデザイン賞を受賞したり、 雑誌MdNのデザイナーのラフスケッチへ掲載されるなど

嵐川さんの受賞歴

ブランディングとは

ブランディングとは、読んで字のごとく「ブランド」を形作るための様々な活動を指して使われる言葉です。

「ブランド」というのは、簡単に言えばある商品を別の商品から区別するための要素です。商品のデザインやシンボルマーク、商標、名称、キャッチフレーズ、記号など、様々な要素が組み合わさってブランドを形作ります。そして、そのような「ブランド」を消費者に認知させ、市場における自社(商品)のポジションを明確化するのが「ブランディング」という活動です。

ロゴを作成するだけではない

企業からロゴ作成の依頼があった際には単純に作るのではなく、その会社のブランディングも行っていきます。

ブランディングに必要なのはMI(考え方の統一・理念)、BI(活動の統一・行動指針)、VI(見え方の統一)でこれらがあるとCIが見えてきます。

ここまでしっかりと聞いていましたが実はいまいちピンときていませんでした。この後嵐川さんからまさかの説明が・・・・

わかりにくいのでドラクエで例えて説明

VISION(目的)は暴力のない平和な世の中にする、そのためにはどうすればいいかと考えた際のMIは世の中を平和にする。MIを決めたら次はそれに向けての活動を決めます。まずはMISSION(目標)です。MISSIONは魔王を倒すこと。そのための活動として剣を使って活動するか、魔法を使って活動するか自分の得意な分野を選択します。ただ誰にも知られず活動しても魔王を倒した人としての認識をされないので、SALESPROMOTION(広告宣伝)をきちんとしないといけません。そこで必要になるのがVI(見え方の統一)です。剣士なら鎧を着て剣を持つや、魔法使いならローブを着て杖を持つなどMIとBIの組み合わせによってVIが変わります。

ステークホルダーから見えるイメージによってどのような組み合わせが必要かがかなり変わってくるようです。

ブランディングはやって終わりではない

企業のMI、BI、VIを決めてロゴを作成して終わりではなく、その後1ヶ月に1回は今のやり方で問題ないかそれぞれチェックを行いミッションの策定とプロモーションの実施を繰り返していきます。

最後に

最近アメリカなどの大手企業ではデザイナーを経営陣に置くことが多いようです。ただデザインするだけではなくロゴを作成する際に必要な理念や行動指針を策定したり、どのようにプロモーションしていくかの意見などを取り入れていくようですので、ブランディングが出来るようになるとかなり強みとなるようです。

また、AIが発展してきておりロゴ作成やデザインなども出来るようになってくるかもしれないのでCIも提案出来るようになるといいようです。

レポーター

山本昭政(@kaoru_0214
今回始めて当日スタッフとして広島から参加しました。
普段はバックエンドを主にやっています。

この記事を書いた人

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