地方広告代理店・ウェブ制作会社の終わりと始まり

概要

このままじゃ死亡確定!?

写真:スクリーンに写し出された「ここがヤバいよ、地方の広告代理店」という文字

今回は、我々山口県という地方で活動している者にとって、少し刺激的なセッションタイトルでお話しいただきました!

登壇者の坂上北斗さんは、高知県の広告代理店に勤務されており、 ウェブプランナー として企業のweb活用を支援だけでなく、最近ではCI開発やサービスコンセプト設計、広報・マーケティング組織の支援など、業務内容や企業の根幹にもかかわっていくお仕事を積極的に提案・実践されています。

写真:マイクを持ち、話をする坂上さん。地方の広告代理店事情にどんどん切り込んでいく。

地方の広告代理店、ここがやばいよ!

まず最初に、地方広告代理店の「どこがやばいのか」という点から切り込んでいきます。

人材育成の観点や、同業他社との関係、また提供するサービスや手法、お客様との関係性等など。
そして、広告のプロとして、ビジネスパーソンとして。

会場からはうなずきの声もあり、昔ながらの手法や慣習でお仕事をしている広告代理店さんには、耳の痛い話も多かったのではないでしょうか?

じゃあ、これからどうする?

「ダメなのはわかった!では何を変えていく必要があるのか?!」
ということで、次は3段階に分けて考えていきます。

まずは、「会社を変える」

経営者でもないイチ社員が会社を変えるなんて大げさな!できるわけない!
と思われそうですが、「地方中小企業の会社員でもできます!」と坂上さん。

まずは会社の理念をきちんと理解すること。そして必要だと思う変革は提案していくこと。
そうした提案意見を社内で通りやすくするためには、
「実際に自分自身が動く」こと、そして「説得力のある数字」をだすこと
また、社内での信頼を得るために効果的なポイントも示していただきました。

実践されてきた坂上さんの言葉だからこそ、まさに説得力がありました。

若者×馬鹿者×よそ者

次に「仕事の内容を変える」、最後に「自分を変える」という段階を追いながらセッションは進んでいきます。

単純にこれまでの仕事を、自分の経験則だけで行っていくだけだと、それこそ「ゆるやかな死」へとつながります。地方だからとあきらめてしまい、知識や手法がガラパゴス化しないように、井の中の蛙で終わらないようにするためには、やはり、好奇心で切り開いていくしかないんだと坂上さんは言われました。

若者×馬鹿者×よそ者
というキーワードが端的にそれを表しています。

変化の狼煙を上げるのは自分

「問題が生じたときは、原点に立ち戻りまずは自分から変わっていきましょう!」
というまとめでセッションは締めくくられました。

セッションを通じて私が感じたことは、時代背景や周りの環境など、自分ではない何かのせいにしてあきらめてしまうことが一番危険なのではないかということです。

今回のセッションは「地方の広告代理店」の危うさをテーマにしていましたが、突き詰めれば私たちクリエイター一人ひとりにも十分当てはまることだと思います。

初めから周りは変えられませんが、自分を変えることはできます。
そして自分が変わることで、周りに影響を与え、ともに進んでいくことができます。

写真:セッション会場で聞き入っている参加者たちの様子
会場の参加者も、聞き入っています

組織と個人の進んでいく方向が重なった時に強い力が生まれ、新たな可能性と面白い未来が見えてくるのではないでしょうか。

坂上さん、最後まで刺激的なお話を
ありがとうございました!

スライド資料

準備中

レポーター:スギイアヤカ

写真:笑顔がステキな坂上さんとレポータースギイさんのツーショット

笑顔がステキな坂上さん。すっかりファンになりました!
はるばる山口まで、ありがとうございました(‘▽’)

この記事を書いた人

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