CoderDojo&LT大会

写真:CoderDojoにお集まりくださった皆さん

午後の集会所も見逃せない!?
昨年はオープニングとエンディング以外の時間帯は休憩スペースとして開放されているだけだった集会所。
今年は隙間なくアトラクションが設定されていたんですよ。

午後のアトラクションの前半は、13:00~15:45は3コマ分ぶち抜きのアトラクションを行っていました。
各セッションに参加されていたみなさんが、きっと「見られなくて悔しかった!」と言われるような、楽しいところだったんですよ!

CoderDojo Meetup in クリエイティブハント

クリエイティブハント2018では、これからのクリエイターにもひらかれたイベントを目指して、未来のクリエイターである小中高生をはじめとする子どもたちにも参加してもらえる企画を計画しました。

クリエイターの卵である子どもたちが制作を行う場が、いま全国各地で立ち上がっています。
2020年の新学習指導要領により組み込まれる「プログラミング学習」を前に、プログラミングを視点にした学習塾が増えてきていますよね。
ですが、顧客が本当に必要なもの プログラミング学習に本当に必要なものは、順序立ててものごとを組み立てて取り組むことだったりするわけです。
「与えられた課題をこなす」ではなく「自らやりたいことをやっていく」ことが重要…という中で、教育にオープンソース的な考え方を取り入れ、憲章という共通ルールのもと、各地で子どもたちが活動し交流できる独立した場として「CoderDojo(コーダー道場)」が立ち上がっています。

山口県内でも2017年に開設された光市の道場「CoderDojo光」があり、2018年10月現在、県内唯一の道場となっています。
実はクリエイティブハントの実行委員に、CoderDojo光の主宰者がいるんですね。

あ、はい、筆者っすね。

たまたま参画していたことがきっかけに、今回のコラボ企画がスタートしました!

CoderDojoとは

2011年にアイルランドでジェームズ・ウェルトンとビル・リャオにより始まった子どものための無料プログラミングクラブで、日本では2012年4月に東京で初めて開催されて以降、現在は全国各地に約150の道場が開設され、定期的に実施されています。

山口県内では光市での開設・開催が初めてで、2018年10月現在唯一の道場ですが、他の地域でも立ち上げたいという声が上がってきています。もしかしたら近い将来、県内各市町に道場が立ち上がってくる日も近いかも。

運営はボランティアで行われ、参加費も無料(参加者から一切の費用を徴収しないこと)となっています。
CoderDojoは「CoderDojo憲章」によって、参加者やその保護者からは参加費や費用を徴収しないように定めているのですが、教育の機会を貧富の差なく平等に学びの機会を与えていこうという考えから。
寄付やカンパは歓迎なので、多くの道場では募金箱や投げ銭ができるカゴなどがありますので、ワンコインでもお気持ちを投じていただくと関係者が大喜びします。

それから、参加する子どもたちを「Ninja(ニンジャ)」、支援する大人のボランティアを「Mentor(メンター)」、主催者を「Champion(チャンピオン)」と呼んでいます。これも全国・全世界共通です。

ちなみに、「CoderDojo」はよくスペルミスされることが多いんですよね。
たとえば「CorderDojo」とか「Coder Dojo」とか「Coding Dojo」とか。これ全部間違いなので注意してくださいね。(検索にも引っかからずに情報を追えなくもなるのでよくありません)

【参考】CoderDojo ブランドガイドライン

制作を始める前のごあいさつから

CoderDojoの考え方やルールは独自のものがあり、毎回参加するニンジャや保護者にとっては当たり前なのですが、クリエイティブハントに参加するクリエイターにとっては初めての体験。ということで、なりたちや役割などの紹介を簡単にさせていただいてから、活動スタートです。

活動のようす

集会所の一角に平均年齢がとっても若いエリアが出現! 😉

それぞれがパソコンに向かって、ScratchやPythonなどの開発環境を使って、作りたいゲームやアニメーションなどの作品を制作。何かを作るように指示することはなく、作りたいテーマを考えてちょっとずつ創り上げていきます。めっちゃクリエイティブ!
メンターは作り方の「答え」は教えず、制作上のお悩み相談や制作上のアドバイス。一緒に考えていく姿勢がとても大切です。

参加が6名とちょっと少なかったのが若干寂しかったですが、思う存分、大学やクリエイターの雰囲気を楽しみながら活動できたようです。

最後に発表タイムも

2コマ、約2時間ほど活動した後、LT大会の最後に発表タイムを設けました。
発表もCoderDojoの魅力のひとつで、取り組んだことを発表することで、ただ作るだけでなく知ってもらえたり、新しいヒントを得られたり、なにより作品を通して交流のきっかけを作れるという大きなメリットがあります。

LTの最後なので、後ほど、LTの項目で登場しますので是非ご覧ください。

CoderDojo光のサイトでもレポート掲載

今回の企画「CoderDojo Meetup in クリエイティブハント」は、CoderDojo光の第19回目の活動を兼ねています。
毎回活動後はCoderDojo光の公式サイトでもレポートを掲載していますので、こちらもあわせてご覧くださいね。

CoderDojo Meetup in クリエイティブハント(兼 第19回CoderDojo光)を開催しました(平成30年10月27日)

LT大会

クリエイティブハント初登場のLT大会が、CoderDojoと並行で開幕!
集会所では休憩がてら座られていた方に聞いて頂きながらLT大会を開催しました。

もちろん、同じ会場ではCoderDojoのNinjaもいて、制作しながら聞きながら、カオスな世界。

LT(ライトニングトーク)とは

Lightning Talks、略してLT。

カンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのことで、一般に「持ち時間5分(延長なし)」「質疑応答なし」などのルールで行われます。

一般的なセミナーやセッションのように長時間の発表ではないため、新しい話題や一部の参加者に向けたコアな技術に関する内容など、雑多なテーマで多くの方が登壇・発表できる場ともなっていますし、時間が短いことでハードルが低くなることで、初めての登壇にも適しているとも言われています。(スベっても5分我慢すれば自動的に終わるしね)

クリエイティブハントでも、「5分」「質疑応答なし」の条件で、司会とタイムキーパーの厳しい時間チェックで強制シャットダウン!シャットダウンされる感も含めて楽しんでいただくエンタメ性バッチリの発表タイムです。

ということで

公開OKな方のスライドだけババーン!と置いておきますね~!

質問?感想?

non non!

LTは、LTした人に後で別の場で質問や感想を聞いてもらうのがセオリーですから、直接TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアか、今度お会いしたときに尋ねてみてください!(笑)
もちろん、スライド公開NGだった方も、後に話しかけるきっかけにもなるので、気になったところは今度お会いしたときに尋ねてみてくださいね。

以下、LT登壇者の方々(ゲスト登壇者優先の五十音順)と公表可のスライドです。

川原 慎介さん

『WP REST API ことはじめ』

中奥さん

スライド準備してくださっています。

古里 武士さん

『電話をかけると SMSでいー感じに通知するやつ』

T w i l i oのデモを披露してくださいました!

宮成 真以さん

『今更ですが、ラスター画像のアバターをベクター画像にしたお話。』

山本 昭政さん

『会社を紹介します』

山本さんがお勤めの会社をご紹介いただきました!

石川 博之さん

『道場破りしたらできちゃった///』

小笠原 奈々さん

『情報科学生の4年間』

大学生活4年間何をやって何を感じてきたかを振り返りました。

茶生さん

『技術書典にちょっと参加した話』

技術書典で頒布したAdobeアプリのアンソロジー本に寄稿した話をしました!

サイモト コウタさん

『ネクラデザイナーがソーシャルでアレした話』

自称“ネクラ“のサイモトさんが、なぜソーシャルの中で喋るようになったのかというお話をしました!

品田 隆明さん

『クリエイティブハント2018でノベルティのイラストを担当させていただいた話』

茄子川 導彦さん

1本目『ATTrACTIVE DECK』

茄子川流スライドのお話でした。

2本目『君の名は』

macOSのショートカット記号についての内容でした。

久次 昌志さん

セッションタイトル『無題』

tumblrについて話しました。

村田 裕一さん

『前略 Arduino』

詳しい解説はこちら→http://typem1death.hatenablog.com/entry/2016/01/12/051402

LTの発表の最後は、CoderDojoからNinjaが参戦!

折角コラボしているのだからCoderDojoの発表タイムもLTでやっちゃえ!と言わんばかりに、LTの3枠分をジャック。
Ninjaは6名で、制作中のため発表できない状態ということもあり、代表して1名、yoshikiさんが発表してくれました。

Scratchで高度合成数を生成するプログラムを作成するという、プロのクリエイターからもぐうの音も出ない立派な作品を披露してくれました。

ちなみに彼は現役の中学生。高度合成数は高校数学の範囲ということなので、好きで学んでいくことの究極の姿ここにあり!という感じでした。

他のNinjaにも制作した内容をちょっとだけインタビューして回りましたが、集会所にいたクリエイターのみなさん、いかがだったでしょうか?

レポーター:石川さん

フルスタックエンジニアの石川さん。今回は女の子じゃなかったな〜

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