クリエイティブにAIを徹底活用!進化したデザインツールたち

岩本さんとまいやま

概要

岩本さんのご紹介

岩本さんはアドビ システムズ株式会社のマーケティング本部にて、Illustrator、InDesignなどのDTP向けアプリの担当をされています。

LINE STOREではLINEクリエイターズスタンプ「はたらく岩本さんの一日」を販売中!

ちなみに「Adobe LINEスタンプ」で検索すると、Illustratorを使ったLINEスタンプを簡単につくる方法を学ぶことができます。

当日は、ラグビー日本代表のユニフォームを着て、気合いたっぷりでご登壇していただきました!

今回はAIとデザインツールについてセッションしていただきました。

ラグビー日本代表ユニフォームの岩本さん

AIが導入されるとどうなる…?

AIの技術が入ってくると、仕事が奪われてしまうのではないか?と不安になる方もいると思います。

しかし、アドビが世界中のクリエイターに質問したところ

「AIを活用することでよりクリエイティブに集中できる。」

「非クリエイティブな作業に時間を費やしてしまっている…この部分をもっとAIがサポートをしてほしい。」

とポジティブな意見が多く出ました。

この声をうけ、アドビではお客様を第一に考え、クリエイターをサポートする機能をこれからも搭載していくことになりました。

Adobe Sensei

アドビでは「Adobe Sensei」というAI技術を色々な製品に導入しています。

ちなみに「Adobe Sensei」のSenseiの由来は仙人のような、高貴な、例えばジェダイ・マスター マスター・ヨーダ(フォースと共にあらんことを…)のようなイメージでアメリカで決められたそうです。

Adobe Senseiは大きく2つの要素を持っています。

  • コンテンツの芸術性
  • データサイエンス

人間もツールの使い方を学習してきたのと同じように、機械にも学習をさせ、より早い操作をサポートしてくれます。

また、Adobe Senseiは大きく分けて3つの分野で活躍をしています。

  • クリエイティブ インテリジェンス
    クリエイティビティ的な作業をサポートするAIの技術
  • エクスペリエンス インテリジェンス
    ツールを使う部分でのAIの技術
  • コンテンツ インテリジェンス
    デザインワークを行っていく上で、必要な素材を探すのに手間がかかる…このような部分をサポートするAIの技術

デジタルマーケティングもAdobe Senseiがサポート!

実はアドビではクリエイティブツール以外に、マーケティングにおいてもAdobe Senseiを用いてサポートを行っています。

  • ビッグデータをアナリティクスするツール
    アクセスの異常値を感知した時、バックエンドでAdobe Senseiが何が起きているのかを発見し管理者に伝えます。
  • メールでのコミュニケーションの場合
    インターネットからトレンドなど多くの情報を吸い上げ、メールの開封率に繋がる最適なキーワードを見つけてくれます。

デザインツールとはまた違った観点でもAdobe Senseiは活躍しています。

デモ

アドビ製品に導入されているAdobe Senseiの技術を実際にツールを動かしながら説明をしていただきました。

Photoshopデモ 馬を消す
  • Photoshop
    • コンテンツに応じた塗りつぶし
    • 被写体を選択
  • Illustrator
    • フリーグラデーション
    • パペットワープ
  • Dimension 3Dモデリングを簡単に作れる新しいツール。
    • 画像から環境を設定(カンバスサイズを変更・環境光を作成する・日光を合わせる・カメラのパースを合わせる)
  • Adobe Stock フォトストックサービス
    • イメージ写真から使用可能な画像を検索

デモを通して、岩本さんがキーワードとして言われていたのが「Adobe Sensei(AI)と会話をして作業を進める」ということでした。

大まかな部分はAIの技術を活用しますが、この時点では完璧ではありません。その後ユーザーが「ここは反映させて欲しいな~」「ここは要らないかも…」とAdobe Senseiと相談しながら微調整をし作業をしていきます。

一方的だったところから共同して作業を進めるという形に変化してきました。

様々なツールがAIを使いながら、どんどん進化をしています。

アドビ初!!
スケッチ・ペイントアプリ「Adobe Fresco」

9月25日に出たばかりの新製品「Adobe Fresco」はプロのイラストレーターに向けたアドビ製品初のスケッチ・ペイントアプリです。iPadとApple Pencilを併用することで最適に使用できます。プロ向きではありながら誰もが使えるシンプルなツールとなっています。

「Adobe Fresco」の最大の特徴は3種のブラシです。

  1. ピクセルブラシ:Photoshopで用いられるブラシ。
    Photoshopで作ったオリジナルのブラシも読み込ませて使用可能です。
  2. ベクターブラシ:Illustratorで用いられるブラシ。
  3. ライブブラシ:水彩と油彩の表現が可能。

3.のライブブラシこそ、Frescoを代表する機能!!水彩の色のにじみ具合や油彩の色の混ざり方など、ここでもまたAdobe Senseiの技術が活躍しています。

まとめ

私もAIを導入すると仕事がなくなってしまうのではないか…と不安になっていた1人だったのですが、AIに全てを任せてしまうのではなく、AIと協力して作業を進めていくという考えに目からウロコでした…!!これから私もAIと上手にお付き合いをしてもっと効率よくクリエイティブな事ができたらなと思います!

貴重なお話ありがとうございました。

さらに帰りには…

Photoshopキーホルダーや、Illustrator・InDesignの缶バッチなど、たくさんのノベルティのプレゼントが!!ありがとうございます!!みなさんとても喜ばれていました!私もこっそりAdobe Creative Cloudのステッカーをいただきました(やったー!!)

アドビ様のノベルティ

レポーター

当日スタッフとしてお手伝いさせていただきました、まいやまです。

この記事を書いた人

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